- 2008年11月11日 11:33
- インターネット今昔
インターネット接続に通話用のアナログ回線をそのまま使用しますと、当然のことながら接続中は電話がつながりません。当時は現在のように携帯電話を老若男女が一人一台持つ、なんてこともありませんでしたので、インターネットの使用中はその家では電話をかけることも受けることもできず、とても不便な状況でした。
接続中にトラブルがあっても、サポートセンターに電話をかけることができなかったのです。
通信の速度も最大で56kbps。現在主流の光回線では100Mbpsとのアナウンスですので、1M=1,000kbで計算すると、どれほどのものかと想像できるかと思います。
新幹線の時速約300kmと、徒歩の時速約4kmの競争さえ比べ物にならないほどの大きな差です。
前回「従量加算制」という料金体系のお話をしましたが、この当時の「従量」とは今の携帯電話のようなパケット料金ではなく、通話と同じく接続をしていた「時間」で計算されるものでした。したがってなるべく接続料金を安く上げようとするのであれば、ダイヤルアップ後、ページが読み込み終わるのを待っていったん切断。次のページを読むために再度ダイヤルアップという、とても面倒な方法を取らなければなりませんでした。
そんな中、インターネット接続に定額制が登場しました。「テレホーダイ」というサービスですが、それが適用される時間帯は夜11時から朝5時までという、一般的な生活時間帯に全くそぐわないものでありました。
これも昔話ですが、インターネットのヘビーユーザーは、世間が寝静まったような真夜中にサイトを覗く怪しい人だ、という先入観はこのころに生まれたように思います。
そんな不便ずくめだった時代ですが、やがて一つの転機が訪れます。
従来の通信方式はアナログ通信でしたが、これをデジタル通信へと変更することで、電話とインターネットのような複数回線が同時に使えるようになりました。
いわゆるISDNの誕生です。
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