- 2008年11月18日 10:00
- インターネット今昔
FTTHとは、正しくは「Fiber to the hone(ファイバー・トゥー・ザ・ホーム)」。その名の通り、光ファイバーケーブルを使用する建物に引き込んで行う通信形態です。
同じく常時接続であるADSLが、現在47Mbps(フレッツADSL)を最高速度としているのに対し、FTTHでは100Mbpsをうたっています。
またADSLの弱点でもありました、基地局からの距離によって速度が著しく低下してしまうということもありません。さらに言いますと、アナログの信号は周囲の電波に影響を受けやすく、何らか強い電磁波が近くにあったような場合、ノイズが入って思うような通信ができないという問題もあったのですが、光ファイバーならばそのような影響はあまり受けません。
NTTの参入により、数年前まで常時接続の主流としてADSLが使われてきましたが、ここにきてようやくFTTHもユーザー数を増やし、一般的な存在となりました。
利用するユーザーの頭数が増えることで、基本料金が下がり、さらに次のユーザー獲得のためのエリア拡大ができるようになった、という、遅まきながら訪れた良循環です。
FTTHはそれまでのような既存の電話回線を使用した接続ではなく、別に光ファイバーケーブルを室内に引き込む工事が必要となるため、最近では新築の住宅やマンションに、あらかじめFTTHの設備をつけて建てるようなことも頻繁に行われています。
まさに、コンセントを差し込んで電気を使うことを「当たり前」と思うような感覚で、インターネットを「当たり前」に使う時代の到来です。
ADSLが強く支持されていた時代、一般的なユーザーがインターネット接続で重要視していたのは「ストレスなくページを読みこむことができる」ことでした。
私が初めて自分のホームページを持ったのは、アナログ回線からISDNへと移り変わるころでしたが、それから一体幾度「ホームページを作る上で気をつけなくてはいけないこと」の項目が変わったか知れません。
かつては「なるべく(無駄な)画像の少ない」ページを推奨され、余計な「次へ進む」ボタンも付けない方が好ましい、と書籍で説明されていたなどというのも懐かしい話です。
今や高速常時接続が主流となり、一般のサイト内で画像やFlashといったものが扱われることも全く珍しくなくなりました。
もしかしたら今後は、テキストベースでサイトの良し悪しを判断するような感覚も薄くなり、もっと違う価値観が出てくるようになるのかもしれません。
回線の歴史とともに望まれるホームページもまた、さまざまな遷移をしてきてはいるのですが、それについてはまた別項目で書くことができれば、と思います。
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